TOEIC900点を目指す勉強法【効率よく点数を上げて高いステータスを!】

読者の疑問
「TOEICのスコアを上げたいけど、どうやったら上がるのか分からない」
「TOEICのスコアを上げる一番効率の良い勉強法を知りたい」
そんなふうに思っている人も多いのでは?

この記事では、他の2つの記事とあわせて、TOEIC Listening & Reading Test高得点を目指すための勉強法を解説します!

就職に役立てたい、転職を有利に、会社で評価をあげたいなど、皆さんさまざまな理由でTOEICの高得点を目指していることと思います。

TOEICのスコアと英語の実力が比例するのかは意見が分かれるところもありますが、日本社会においてTOEIC高得点は一種のステータスです。

皆さんが、少しでも高い点を取れるようにお手伝いしたいと思います!

TOEICのスコアを上げる方法は3つ

TOEICのスコアを上げる方法は3つあります。

  1. 問題形式を把握し試験時間の使い方を工夫する

  2. 弱点を潰す効率的な試験対策をやる

  3. リーディングを加速する短期対策・長期対策をやる

以上の3つを組み合わせて進めていくことをおすすめします。

①でTOEICの問題形式を押さえるのは、スコアを上げたければ必須です。
これをちゃんとやって重要ポイントを押さえると、やらない人と大きな差をつけられます。

②試験対策は、自分の弱点を知った上で効果的にやる必要があります。
①をやって自分の弱点が語彙力なのか、文法知識なのか、読むスピードなのか、そこをはっきりさせて試験対策をやる必要があります。

③リーディング対策は取り組む人が少ないと思いますが、本当に高得点を狙う人にとっては避けては通れない道です。
ここでは英文を読むスピードを上げる短期対策と長期対策を解説します。

問題形式を把握し試験時間の使い方を工夫する

TOEICの点数を上げたいのであれば、まずやるべきことはこれです!
試験の方式と問題の内容を把握して、その上で試験時間の使い方に慣れること。

↓この記事ではTOEICの試験における注意事項や問題形式を説明しています。

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あとで読んでもいいし、気になったら先に読んでも構いません。

 

 
ぷるちん
ただ問題集解くだけじゃダメなんだな?
 
ぶちさん
そうだね、TOEICのテストは時間の使い方が重要で、各パートの特徴を知った上で、上手くやる必要があるよ!それにはただ問題集を解くのではなく、前半、後半とも時間の流れを気にしないとね。

弱点を潰す効率的な試験対策をやる

次にやるべきことは効率的な試験対策です。

問題形式と試験時間の使い方に慣れる、効率的な試験対策をやる、この2つで500点前後の人が、700点から頑張れば800点台までは行けると思います。

実際に僕の知り合いで、英語は全然話せませんが、試験勉強だけで865点を取った人がいます。そういうのって、不思議というか、逆にすごいなと思うのですが(^^;;

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以下に参考情報を載せます。知っていたら次まですっ飛ばしてください。

 

参考 

TOEICは満点が990点。

リスニングとリーディングで、495点ずつです。

TOEIC Listening & Reading Testの平均スコア(2019年)

  リスニング リーディング トータル
平均スコア 324 264 588

※ 「TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料 」から筆者調べ

  • 標準偏差が毎回170点前後なので、受験者の約7割が 410〜760点ぐらいの間にいます
  • 常にリスニングよりもリーディングの平均点が低く、英文を読むのが苦手な人が多いことが伺われます
  • この平均スコアは「公開テスト」(個人が直接申し込みをする受験制度)のものです
  • IPテスト(企業などの団体が、所属員を対象に実施する受験制度)の平均スコアは100点以上低いです。つまり強制的に受けさせられるIPテストの方が低いということ…

 

TOEIC Listening & Reading Testのスコア分布(2019年12月)

スコア区分 上位何%に入るか(%)
895~ 3.63
795~ 14.29
695~ 30.37
595~ 50.23
495~ 70.58
395~ 87.10
295~ 96.86
195~ 99.79
95~ 99.98
Total 100

※ 「TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料 」から筆者調べ

 

TOEIC L&Rスコア別できること一覧

【TOEICスコアごとの英語活用シーン】
スコア 英語活用シーン
900~990

■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどが理解できる
■仕事の書類やマニュアル、パンフレットなどが理解できる
■会議のアジェンダ、業務上のレポート、プレゼン資料などが理解できる
■英語のWEBサイト、社内文書、履歴書、クレームレター、契約書、同業他社のアニュアルレポートなどが理解できる
■英字新聞、雑誌、政治家のインタビュー記事などが理解できる
■自分の専門分野の専門書が理解できる

800~895

■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどが理解できる
■仕事の書類やマニュアル、パンフレットなどが理解できる
■会議のアジェンダ、業務上のレポート、プレゼン資料などが理解できる
■英語のWEBサイト、社内文書、履歴書、クレームレター、契約書、同業他社のアニュアルレポートなどが理解できる
■英字新聞、雑誌、政治家のインタビュー記事などが大まかに理解できる
■自分の専門分野の専門書がなんとか理解できる

700~795 ■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどが理解できる
■仕事の書類やマニュアル、パンフレットなどが理解できる
■会議のアジェンダ、業務上のレポート、プレゼン資料などが理解できる
■社内文書、履歴書、クレームレターなどが理解できる
■英語のWEBサイト、英字新聞、雑誌、政治家のインタビュー記事などが大まかに理解できる
■自分の専門分野の専門書がなんとか理解できる
600~695 ■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどが理解できる
■簡単な仕事のメモやマニュアル、パンフレットなどが理解できる
■社内文書、履歴書、クレームレターなどがなんとか理解できる
■英語のWEBサイト、英字新聞、雑誌などが大まかに理解できる
■自分の専門分野の専門書がなんとか理解できる
500~595 ■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどが理解できる
■簡単な仕事のメモやマニュアルなどがなんとか理解できる
■社内文書、履歴書、クレームレターなどがなんとか理解できる
■英語のWEBサイト、英字新聞、雑誌などが大まかに理解できる
400~495 ■お店の看板は理解できる
■乗り物の時刻表、自分宛のメモなどがなんとか理解できる
■簡単な仕事のメモやマニュアルなどがなんとか理解できる
■英語のWEBサイトがなんとか理解できる
■英字新聞、雑誌などは理解できない
300~395 ■お店の看板、乗り物の時刻表、自分宛のメモなどがなんとか理解できる
■簡単な会議のアジェンダやマニュアルも理解できない
■英語のWEBサイト、雑誌などは理解できない
■英字新聞、雑誌などは理解できない
300未満 ■お店の看板、乗り物の時刻表などがなんとか理解できるぐらいで、できることは少ない

※ TOEIC公式ホームページ「特集・スコア活用」をもとに筆者が要約

出典:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)ホームページ
https://www.iibc-global.org/toeic.html

 

リーディングを加速する短期対策・長期対策をやる

最後に、高得点を狙うのなら、リーディングを加速すること。

これが一番大変だけど、800点台後半から900点台の高得点を狙うなら、最終的にはリーディング力を向上させることが必要ではないかと思います。

リーディングは皆さん苦労しています

上で示したTOEICの平均点の通り、リーディングの平均点はリスニングに比べて常に低いのです。

これはいつも同じ傾向で、多くの人がリーディングの力をつけるのに苦労しています。

なぜ多くの人が英語を読むのに苦労するのか?
日本語と同じようにして英語を読もうとしているから

でも、日本語と英語は読み方が違うのです。

速く読むには、読み方を変えていく必要があります。

日本語訳をしているうちは限界がある

TOEICのリーディングセクションは、ご存知の通り、かなり時間的に厳しいです。相当速く読んで理解する力がないと、全部の問題は読み切れません。

英語をすべて日本語に訳しているうちは限界があります。

完全にではないにせよ、日本語訳をする読み方をやめて、英語のまま理解できるところはそのまま処理するようにしていく必要があります。

リーディングを加速する短期対策:スラッシュリーディングを会得せよ!

英語の読み方を「日本語的読み方」から「英語的読み方」に変えることで読むスピードを倍速にしましょう。

スラッシュリーディングは、英文を左から右に読んでいくときに、ある程度のかたまりで区切って意味を把握していく読み方です。

次の2つの利点があります!

❶ 英文を読むスピードが上がる
❷ 副次的効果として、リスニング力も向上する

実は洋書読みを続けていると、自然とスラッシュリーディングと同じ読み方になります。僕は後から「スラッシュリーディング」という言葉を知りました。

だけど早く効果を出したいという方のために、ここでは比較的短期でTOEICのスコアを伸ばす手段として、スラッシュリーディングをおすすめします!

スラッシュリーディングのやり方に慣れると、本当に読むのが速くなります。

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リーディングを加速する長期対策:洋書読みで英語脳を作れ!

長期対策としては、やはり洋書読みをおすすめします。

他にも方法はあるかもしれませんが、やはり洋書読みはリーディングの力をつける、ひとつの有効な方法だと思います。

おすすめする理由はいくつもあるのですが、次の3つがもっとも大きな理由です。

❶ 楽しんでできる
❷ 愚直に続ければ必ず実力が付いてくる
❸ 洋書読みを継続すると「読むための英語脳」ができる

スラッシュリーディングでは、テクニック的に読むスピードを上げますが、洋書読みはそれをさらに加速する感覚です。

洋書読みを続けて何冊も読んでいると、次第にスラッシュリーディングの意味を把握できる区切りが大きくなります。また、どこで区切るのかが自然と分かるようになります。

なぜかといえば、洋書読みを継続することで、脳の言語中枢が英文処理に慣れるからです。

ここらへんのところは以下の記事で解説していますので、興味があれば読んでください。

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ぷるちん
リーディングは読み切れなかったという人多いよな
 
ぶちさん
そうなんだよね、気がついたら時間がなかったという人も多いかも。普段から英文を読み慣れていないと、リーディングセクションはきついかな。

 

洋書のすすめ「TOEIC勉強法」2

英語を勉強している人に聞いてみた

僕の周りで英語を勉強しているという人に聞いてみました。

TOEIC 550点から650点に上がった人です。

  • 英会話を習っている(ネイティブの人との会話練習を週1回)
  • リスニングも教材を買ってやってみた
  • 洋書を読むのも続けている

どれが一番効果があったかですが、洋書読みだと思うとのこと。

やはり読むのが速くなって、上がった100点はリーディングだそうです。

ちなみに、英会話は話すことへの慣れや、勉強していることを実際に使ってみることに楽しさを覚えるという意味で悪くない。
リスニングは気がつくと聴き流してしまっていて、あまり効果があった気がしないとのことです。

 
ぷるちん
リスニングの方が手軽だけどな
 
ぶちさん
もちろんリスニングも本気で集中してやれば、効果はあると思うよ。でも、聴き流してしまうとダメかも。聴いている内容を考えてやらないと、音を聴いているだけになっちゃうからね。
 
ぷるちん
洋書読みは違うのかい?
 
ぶちさん
うん、何かを読むって、絶対に考えるからね。聴き流すというのはあるけど、読み流すってないよね。

まとめ

  1. 試験内容の把握と時間配分への慣れが重要

    TOEICで高得点を取るためには、各パートの特徴を理解した上で、試験時間の流れ、時間の使い方を考えてやる必要があります。

    テスト慣れが重要です!

    TOEICで最初にやるべきこと【問題形式と試験時間に慣れよ!】

  2. 弱点を潰す効率的な試験対策をやろう

    自分の弱点を補う試験対策が必要です。弱点は語彙力か、文法知識か、英文読みのスピードか。それを把握した上で対策を立てれば、800点、900点に近づきます。

    TOEICの弱点を克服する勉強法【レベル別に確実にスコア向上!】

  3. リーディングを加速する短期対策と長期対策を!

    短期対策はスラッシュリーディングで、英語の読み方を「日本語的読み方」から「英語的読み方」に変えよう。

    スラッシュリーディングで2倍速読み【英文読みの最終兵器はこれだ!】

    本質的な英語力を上げるために、長期対策としては洋書読みがおすすめ。洋書読みは英語脳を作ることにつながります!

    洋書で作る英語脳【英語を英語のまま理解することができるように!】

 

 
ぷるちん
やっぱり本当の上位はまぐれじゃ無理か
 
ぶちさん
うーん、まぐれじゃ無理だろうねぇ。
 
ぷるちん
洋書読みながら気長にやるか…
 
ぶちさん
そうだね、ネットでもいろいろな勉強法が薦められてるけど、実際に行動して続けられる人はどれくらいいるだろうね。面白い本を選べば洋書読みは続けられるし、TOEICには地味に効果大だと思うよ。
たかがTOEIC、されどTOEICです。
でも、やれば絶対スコアは上がります!
頑張りましょう!

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