全世界で1億2,500万部以上の売上げとなったフィフティ・シェイズ・オブ・グレイと、その続編の三部作。
と、それだけであれば単なるシンデレラ・ストーリーだが、実はクリスチャンには大富豪、CEOとしての顔とは別に秘密があった…。
急速に惹かれ合う二人だが、果たしてその恋の行方は⁈
著者
E.L.ジェイムズ
ページ数
528ページ (ペーパーバック)
ちょっと長めだけど難しくはないです
576ページ (ペーパーバック)
576ページ (ペーパーバック)
読みやすさ
英語学習のレベル 中級
英語レベルは、中級としていますが初級に近いです。
文体や単語という観点では、初心者でもなんとかいけるのではないかと思いますが、ちょっとページ数も多いので中級に区分しています。
分量的には結構ありますが、内容的には軽いのと、主人公のアナから見た語りなので、読みやすく進みやすいと思います。
難解な表現はほとんどなく、三部作通して読むと、似たような表現も多いので後半に行くほど楽かもしれません。
文体や特徴
アナと親友のケイトとのおしゃべりであったり、アナとクリスチャンの会話などが、こんなふうに表現するんだというラフな日常会話の参考になりますね。
クリスチャンの「趣味」についても、聴き慣れない単語の勉強になります(笑)
コメント
かなりエッチな展開も含んでいますが、基本的には恋愛モノで、アナとクリスチャンの恋の行方を追いかけるお話です。
全世界で1億部以上売れただけはあって、ついアナはどうなるのかなと気になって読み進めてしまう魅力があります。
主人公のアナは、素材は良いのだけれどちょっと垢抜けない恋愛には奥手な女の子という感じですが、なかなか可愛く描かれていて、なんとなく応援したくなるタイプ。
そのアナが三部作を通して、クリスチャンとともに成長してどんどん綺麗になっていく様が描かれます。
対してクリスチャンは、女子が皆見惚れてしまう超イケメンで、しかも破格のリッチさという設定。
破格のリッチさでクリスチャンが繰り出す攻め手の数々は、やっぱり羨ましい限り。
やっぱり恋人がリッチだといいですね…。
あまりにもベタな設定ではありますが、そこにクリスチャンの性的嗜好や、コントロール・フリーク的性格や、意外に暗い過去が絡んでくるので、物語に陰影が加わります。
単純な恋愛話からひねりが加わって、「え、どうすんのアナ⁈」と、読者は気になってしまいます。
それとクリスチャンが時折見せるチャーミングな側面が、良い味を加えていると思います。
映像化
- Fifty Shades of Grey 2015年に映画化
主演:ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン - Fifty Shades Darker 2017年公開
- Fifty Shades Freed 2018年公開
主要登場人物
- 登場人物紹介はクリック→
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Anastasia Steele
アナスタシ҉ア・ローズ・スティール(アナ)
主人公 卒業間近の女子大生Christian Grey
クリスチャン・グレイ
グレイ・エンタープライズ・ホールディングスのCEOで独身の大富豪Katherine Kavanagh
キャサリン・アグネス・キャヴァナー
アナの親友 美人で裕福な家の出の優等生Jose Rouis Rodriguez
ホセ・ルイス・ロドリゲス
アナの友人の写真家 アナに惚れている一人Taylor
テイラー
クリスチャンの運転手Elliot Grey
エリオット
クリスチャンの義兄弟Grace Trevelyan-Grey
グレース・トレヴェリアン・グレイ
クリスチャンの母
出典:「Fifty Shades Trilogy」 E. L. James